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初めて波長が合った、村上さんの本。
売れようが売れまいが、オモシロイ本はいいっ!

◆ 青豆と天吾の十歳の時の思い出。
その時、天吾の手を堅く握りしめた青豆が、彼に手渡したものとは…。
互いのその後を知らないまま、深い思慕を抱きあいながら、二人に二十年の時が流れる。
時を隔てた痛みある接近…二人に、どんな未来が…。

1984年と1Q84年の、現実と虚構が不思議に交錯する世界。
空には二つの月がある。
リトル・ピープルという7人の小人たちが創り出す「空気さなぎ」
(人の「心の影」)という「分身」の意味とは?
物語に出てくる、あれこれの小道具や人物たちが、様々な読み方を誘う。

◆ 不思議とスリリングが、ますます加速する二冊目。
読書を中断しても、興奮して寝られなかった経験は、久々だった。

◆ 思ったままに、感じたことを。
新しい生のイメージの喚起。それはとても新鮮な思いが、心の中に湧いてくる。
今の自分の、生き方への固定観念を超えて、別の生き方へとイメージが広がった。
新しい、その地点まで、行けるかもしれないという刺激をうけた。
勝手な読み方だけどね(笑)

「1Q84」という物語の二重構造が、生き方への固定観念を揺さぶる。
青豆と天吾の物語が、生の意味を問いかけてくる。

読みながら思った。
もっと、心の耳を澄ませながら、この物語から流れてくる声とか音を聞きとりたいなぁ、と。

◆ 青豆の孤独な日々が「人間の孤独」をずきずきと突いてくる。
誰かを深く思っても、伝えられない哀しみ。
会いたいと思っても、会えずに生を終えるかもしれない、限られた命のこと…とか。

でも、こうも思う。
僕らが生きている現実の「時」も、別の意味で「二重構造」。
「今、目の前にある哀しい人生」と「こうもあり得るかもしれない、別の人生」
二つの現実のせめぎあいのなかで、きっと生きてる。
希望や息吹も、自分の生き方を紡ぎだしていく意思のなかから生まれてくるんだろう。
あ~あ。どんどん小説を妄想とこじつけで読むという自分の癖が出てきた。

まぁ、とにかく…
青豆と天吾の未来が、とても気になる。

読書の面白さを、満喫させてくれた。
次が楽しみ。

(村上 春樹著「1Q84 BOOK2」2009.5新潮社)


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(物語)
◆訳あって、卑劣な男たちを自然発作に見せかけて暗殺する若き女性、青豆。
予備校で数学を教えながら小説を書いている天吾。
彼は編集者小松から17歳の美少女、ふかえりが書いた「真空さなぎ」に、天吾が手を加えて
完成稿として、彼女に新人賞を獲らせて売り出そうと詐欺的な話を持ちかけられる…。

青豆と天吾の話が交互に展開していく…。

(感想)
◆読み進むほどに「なぜ」が増幅されていく。
巧みな展開に引き込まれていく。
言葉が濃密で読むのにとても時間がかかった。
一方でワクワクさせ面白さが最後まで持続する。下巻が楽しみ。

 (村上春樹著 「1Q84(イチ、キュウ、ハチ、ヨン) BOOK1」 2009.5.30新潮社)


本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
 よろしく!

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