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今回は映画です。

大鹿村。以前、仕事やプライベートで何度か行ったことがある。
絵を描いたり、高台の露天風呂から対面する山を眺めたりした。
山羊のチーズを工房で見つけたり…。とても懐かしい村。
是非、観たかった。

物語より個人的な懐しさで観にいったけど、すご~い物語だった。

◆(物語)
長野県の下伊那郡にある大鹿村は、山間の村。
鹿料理店を一人で営む風祭善(原田芳雄)は、村に300年続く大鹿歌舞伎の役者を、長年演じてきた花形だった。
今年も公演の時期が近づいて、気になって仕方がない。
ところが、村はリニア新幹線の誘致をめぐってユレにユレ、モメまくっていて、公演の練習にならない。

善の店が募集したアルバイトに、都会から青年・雷音(冨浦智嗣)がくる。
彼は性同一障害に悩んで、村にやって来た。

ようやく歌舞伎の稽古が始まったと思ったら、18年前に駆け落ちした二人。妻・貴子(大楠道代)と幼なじみの治(岸部一徳)が村に帰ってくる。貴子が認知症になって、駆け落ちした事実もわからなくなり、善の名前を呼ぶので「返す」と。善は怒り狂って治につかみかかるが、貴子に水をかけられて、怒る元気もなくなる。

東京に出ていった、男との煮え切らない関係に悩む村の総務課に務める美江(松たか子)。彼女を気にかけるバス運転手の一平(佐藤浩市)。近づいてくる公演。女形の事故による入院。
てんやわんやの村や個人を揺るがす日々。公演はできるのか…。
さてさて、騒動の顛末はいかに…。
出演は、他に石橋蓮司、でんでん、小倉一郎、三國連太郎、小野武彦、瑛太、加藤虎ノ介 etc。
そして、地元の人を中心に集まった850人のエキストラ。

◆(思った)
善さんを始めとして、村の人たちに起こる様々な出来事。それは自分に当てはめれば、辛すぎる悲劇。
でも、物語は良質な喜劇。しかも、とっても心を温めてくれるのだ。
まず一人ひとりの役者のウマさに、うなった。
映画好きな役者が、映画を面白がってつくっているな、と。

「大鹿歌舞伎」が物語の軸になっている。山間の村で300年伝わる芸能。
生まれて生きて死んでいくというだけに終わらない、人生の中のアクセント。
それを作り出す人の営み。悲劇だけに終わらせない、喜劇を創りだす、人の知恵とか命というものを思った。
「大鹿歌舞伎」に「芸の原点」を見て原案を出したという原田さんの感性が素敵だ演技も。

生きるって、悲劇や哀しみ一色じゃない、喜劇も元気も楽しみも創りだす事ができるんだね。


いい映画…サンキュ!

(2011年7月 阪本順治監督作品)



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本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
 よろしく!

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