2017 / 08
≪ 2017 / 07   - - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 - -  2017 / 09 ≫

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


貫井さんに続いて、嬉しい本に出会った。
初めて読んだ山本さん、サイコー!

(ものがたり)

第一話「それ自身は変化することなく」

漫画家の卵・飯塚陽生が鬱屈する思いを抱えて訪れた児童公園で、子供たちのアニメカードの交換会を仕切っている詩羽に会う。初対面の彼女から「これからデートしない?」と誘われる。男女も年齢も問わずデートに誘うのが彼女の流儀だという。「人に親切にするの。それが仕事。」といい、金を持たず、家もない、タダで飲食できる飲食店をいっぱい持っている、詩羽の生き方とは?

第二話「ジーン・ケリーのように」

中学生の沙世こと「しいちゃん」は大好きなコミック「戦場の魔法使い」の最終回を読み終えて、自殺を図ろうとしていた山の中で、詩羽に会う。自殺を止めようともせず、かっこ悪い首つり自殺より、明日、私が入手する薬で自殺するほうがいいと詩羽は言う。ついては、今夜流星群の観望会をするので、参加しないかと誘われる…。
なぜ、沙世は自殺を図ろうとするのか?詩羽の真意とは?

第三話「恐ろしい「ありがとう」」

長船紘一郎、46歳、バツイチ、大学の科学部の教授。温和そうな人当たり、ちゃんとした外見。だが、その楽しみは「この街に不協和音が広がること。」それは人間同士が憎しみや罵り合いを広げること。ネット上の真面目な意見を揶揄し、意図的に攪乱させる書き込みでネット炎上させ、こっそり図書館のミステリー本の最後のページを切り取ったりする。詩羽は彼の行いを友人たちの力を借りて暴く。そして「悪い人を罰する代わりに生まれ変わらせる」と詩羽たちが彼にとった行為とは?

第四話「今、燃えている炎」

賀来野市を市をモデルにしたアニメ「ガールズ・テリトリー」が大ヒット。その作者・凍野蒼と梶原早紀(こと坂城しじま)が「賀来野ガルテリ祭」にくる。早紀は祭のイベントの「ガルテリ・オリエンテーリング」に参加する。

(おもった)

本当に面白い。何より元気をくれる。
「詩羽」という名前、存在の仕方。とても豊かな物語だ。
ヒロインの命の燃やし方が魅力的だ。
現実世界にある「悪意」と向き合いながら、人は、どんなふうに生きると楽しくて豊かに生きられるのか。
読んで嬉しくなる一冊。超おすすめ!


(「詩羽のいる街」山本弘著 角川文庫 2011.11)

スポンサーサイト

本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
 よろしく!

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。