2017 / 04
≪ 2017 / 03   - - - - - - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 - - - - - -  2017 / 05 ≫

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


◆ 上手いのだ。じんわりと心に沁みてくるのだ。
八篇の短編が、良質な、落語の人情話噺を聴いたときのように 心を温めてくれる。
華やかで陽気なだけではない、芸人たちや寄席の世界。
TVのバラエティからは見えてこない様々な表情。その息遣いが聴こえてくる。
芸人や寄席が好きだから書ける、吉川さんにしか書けない絶品の一冊。

◆ この本の中で印象的な作品。
なじみ深い名古屋・大須を舞台にした老芸人の流転を描いた「大須望郷唄」。
かつてTVで観た、変幻に帽子の形を変えて笑わせる芸人・早野凡平。その芸への情熱と死を描いた「ホンジャマーの帽子」
廃業した、百年以上続いた寄席への愛惜を、小説の想像力で幻想的に描いた「人形町夢模様」
◆ 他に「本牧亭暮色」「梅田恋時雨」「池袋二人酒」「末広番外地」「浅草祭囃子」の八編。

(吉川潮 著 「千秋楽(らくび)の酒」芸人小説セレクション第4巻 講談社文庫 2007,12)


スポンサーサイト

本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
 よろしく!

03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。