2017 / 04
≪ 2017 / 03   - - - - - - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 - - - - - -  2017 / 05 ≫

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


「鴨川ホルモー」を観て、大笑いすること。
体と心をゆする、音楽に酔うこと。
仕事の忙しさに、げんなりすること。
親しかった友人が突然亡くなり、呆然とすること。

どれも生きている、一場面。
「暗いのはやめようぜ!」といったところで
死は人に100%訪れる。
だからといって、暗い日々ばかりではつまらない。
名古屋弁で言えば「どえりゃあ~、たるい」。

生きて感じることは大事だ。動いているだけなら、ロボットでもする。
可愛いなら、ペットはすごい。

◆ 詩集を読むと、人が喜怒哀楽をカラフルに感じるっていいなぁ。大事だなぁ。
と、思う。

こんな詩の一節があった。

ささやかなもの。
ペチュニア。ベゴニア。クレマチス。
土をつくる。水をやる。季節がめぐる。
それだけのことだけれども、
そこにあるのは、うつくしい時間だ。


(「わたし(たち)にとって大切なもの」 より)

だから、時々、詩という水を心にやりたくなる。
先回の記事の「恋文の技術」の森見流に言えば
「いいこと言った。」(笑)

(長田弘 詩集 「死者の贈り物」 2003.10)

スポンサーサイト

年度のかわり目の慌しい日々の中で、長い小説を読む時間がとれない。
それでも、文字が読みたくて、この詩集を手にした。
樹から連想して、紡ぎだされる言葉たちが「Ⅰ」に、
四季の自然の中で紡がれた言葉たちが「Ⅱ」に収録されている。

寡黙だけど、樹や自然が持っている、静かで力強い姿が、詩のテーマだったり、時間の結晶と樹のことだったり、命や老いを考えてみたり、「自由」のことを問いかけたり、人が立ちつくす姿と樹が佇立する姿を重ねて、「問う」ことの意味を書いたり…。
この詩集には、遊び心があり、常識を疑う言葉がある。
命を励ます言葉たちが、テンコモリの詩集。


「昏れていく霧の林は、見えないものの宿る場所だ。
土のたましいを宿す土。
草のたましいを宿す草。
木々のたましいを宿す木々。
じぶんのたましいを探すんだ。
遠くから誰かの呼ばわる声がした。」
 (「遠くからの声」より)

「悲しむ人よ、塵に口をつけよ。
望みが見いだせるかもしれない。
ひとは悲しみを重荷にしてはいけない。」
 (「海辺にて」より)

「問うことは、ことばを、握りしめること。
そして、空の、空なるものにむかって、
災いから、遠く離れて、
無限の、真ん中に、立ち尽くすこと。
大きな森の、一本の木のように」
 (「立ちつくす」より)

「シル トハ コノヨヲ
ジブンカラタノシム ホウホウ デス」
 (「カタカナの練習」より)


(長田弘・詩集「人はかつて樹だった」2006.6みすず書房)

本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
 よろしく!

03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。