2017 / 08
≪ 2017 / 07   - - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 - -  2017 / 09 ≫

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


「NO.6」は、あさのさんの作品の中で一番好きな作品だ。
この巻では、聖都市NO.6が抱える闇の場所である矯正施設。その地の底にやってきた紫苑・ネズミが、その創世にかかわった一人である長老の口から、NO.6が生まれてきたいきさつを聞かされる。理想都市を目指したはずだったものが軍備を備え、虐殺さえも侵してきたその歴史とは…そして、謎に満ちたネズミの過去…。

物語に出てくる印象的な言葉たち。それも魅力だ。 
例えば紫苑の思い…「自分に言い聞かす。信じろ。ぼくはぼくなりに力を蓄えている。自分を信じきれ。自己嫌悪に陥ることも、挫折感に浸ることも、容易くはあるけれど意味はない。自分を信じることは力だ。その力を糧として、武器として、乗り越えられる困難は数多ある。」(P14)
「自分で答えを探す。掴む。読み解く。たとえネズミであろうとも、他者は他者。他者の言葉に寄りかかっていては、真実は捉えられない。想像を超える現実と対峙できない…。自分で捉えるのだ。」(p17)。

ネズミの激しさ厳しさの中に流れる優しさ。強靱な精神力と行動力。彼はかっこいい!
 ネズミにあこがれ、未知の世界を知りたいと思い、狭い自分を乗り越えようともがく紫苑。共感し、応援したくなる。持ち味は違っても、NO.6に戦いを挑む、彼らの気合いが元気をくれる。悪態をつきながらも、彼らを応援するイヌカシも粋だ…。

新刊を読んだばかりなのに、続編が楽しみだっ。



この記事へコメントする















本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
 よろしく!

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。