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柳家小三治のお得意ネタ。「死神」は西洋の原話を元に、三遊亭円朝が創作したとされる。

◆ 借金で首が回らずに、妻に家を追い出されて死のうとする男が、死神から、儲かるから医者になれと持ちかけられる。患者の命が助かりそうな時(患者の足元に死神が座っている時。)呪文をとなえると「死神」は、患者の側から居なくなる。すると患者は元気になる。但し、患者の枕元に死神が座っている時には、患者は助からないと教えられるが…。

最初は、順調に患者を助けて名医と呼ばれたそして金がたまってくると、懇意の女性と物見遊山に出かける。

金が底をついて、又、医者で稼ごうとするが、患者の枕元に死神が座っている。
あきらめなさいと、患者の家人に話すが、五千両を出すから、何とか助けて欲しいと哀願される。
男は、五千両の金ほしさに、使ってはならない状況で呪文を使う男。
大金は手に入れたものの、追っ払われた「死神」が、彼を蝋燭の並べられた地下室に連れていく。
蝋燭の灯りの一つ一つが寿命で、長い蝋燭は、寿命が長い、短いものは命も短いのだと死神は言う。
そして、消えかかっている短い蝋燭が、お前のものだ、…もうすぐ消えるぞ と。
「お前は、金ほしさに消えかかっていた患者の命と、まだ寿命のあったお前の寿命を取り替えたんだ」と男に言う…。
オチは言わないよ。(笑)

 どこかとぼけた人のよさそうな男と、凄みのある不気味な死神を、人物の声音・仕草を見事に
演じわけている小三治得意の演目だ。
空気のように当たり前に見える「生」。
金に目がくらみ死神との約束を破る男。
代え難い自分の命が脅かされていると知ってり懸命に、延命をはかろうとする男の姿。
そこには、人の哀しみ。愚かさなどがある。深いテーマが噺の奥に流れている。
興味尽きない小三治の得意ネタ。

(柳家 小三治全集所収・小学館DVD)


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本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
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