2017 / 08
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◆ ランチタイムで知り合いになった、三人のランチメイト。
販売データ処理会社社員・二宮翔子26歳。
コンタクトレンズ販売店フロア主任・田之倉喜世美29歳。
スナック菓子メーカーベテランOL・矢代鈴枝35歳。
年齢も仕事も様々な、三人の恋愛模様。

翔子は「mogの一人で生きちゃ、ダメですか日記」というブログで語り合う、気の合う男と直接二人で会ったり、以前、専門学校が一緒で、今は「IT長者」を自称する園田と六年ぶりに再会し、彼からブランド攻勢をうける。欲望にもろい自分を振り返り、人が「付き合う」ことの意味を考える。

喜世美は、勤め先のコンタクト販売店に、客として現れた忘れられない男と再会したり、イケメンで医者の中谷との出会いがあるが…。

鈴枝は、贔屓にしているバー「ブルームーン」のバーテンダー小郡へのあこがれから、受け取るだけでなく、お互いを生かしあう関係のことを思ったりする。


◆ 不自然に血眼にならないで、自分を見つめる目があるカラッとした恋愛模様が面白い。
三人の生き様に笑いながら「恋愛嫌い」というより、不自然で、ニセモノくさい自分や相手の部分が気になるんだなぁと思った。
クールな脱力感が、物語に漂っていていいなぁ。好きだなぁこういうの。
「女の干物になっちゃいますよ」と、喜世美が言われる場面がある。
鮮魚には鮮魚の、干物には干物の味わいがあるぞと思った。

いいんだ、慌てなくても。
違うと思うものに、流されて生きなくても。

「自然体の脱力感で行こうぜ!干物だって味がある!小説」の決定版。
(笑)


(平 安寿子著「恋愛嫌い」 2008.10集英社)

【No title】
こんばんは。
そうなんです!干物には干物の味わいがあるって読みながら思ったので、記事にスッキリでした。
流されて生きなくていいことも、読んで安心した部分でしたよ。

トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
【No title】
藍色さん こんにちは。

彼女たちの、不器用だけど「これでいいのだ!」という部分。
読んでいて痛快でした。
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装丁は葛西恵。装画は瀧波ユカリ。初出「小説すばる」。連作短編集。 感情に溺れないのがコンプレックスの、29歳の喜世美は初体験相手と10年... ...

本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
 よろしく!

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