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「あいつは、いいかげんなやっちゃなぁ~!というと、マイナス・イメージが強い。
「いい加減」という言葉を復権するんだ、という書き出し。
どんな本なんだと、思いつつ読む。

こんなことを言っている。
強さと弱さの加減が大事だと。
「折れる」のでなく「たわむ」が「いい加減」のイメージだという。
闇雲にがんばって、心も身体も壊してしまうのではなくて
心がピンチのときほど、丁寧に一日を大切に重ねて、自然と繋がっている命に
耳をすまそうと。

読みすすむと、心をほぐしてくれる言葉が、いっぱいだ。
 自身の経験から「いい加減」を知る事が必要。例えば米の水加減、風呂の湯加減。
「いい加減」な感覚は、本では学べない。
生活の中にある、たくさんの「いい加減」を身に着けることが、生き抜く力を育てる。
これこそ、奥の深い学び、だってこと。

ホゥ!ホゥ!と思う言葉が、いくつも出てくる。
書くときりがないほど…。
新書サイズで面白い。

(何を思ったかというと…)
① 彼の「いいかげん」とは「生き心地のいい、加減」を探ることなんだ。
元気に生きるための法則を身につけて、掌(たなごころ)にしちゃうこと。

② がんじがらめの、ガンバリズム一辺倒じゃなくて、ほどよい自由な心で生きるのがステキだ。
日々選択のなかで生きるボクラ。体調も直面する悩みも変わる。
その中で「程よい加減」の生き方を探りつつ、生き抜こうじゃんってこと。

③ 「心」って確かにあるんだなぁってこと。
ここに紹介されている、いろんな人。例えば…。
更正施設の指導員の男が、大腸がん末期にも、子供たちが変わっていくことを信じる思いの中に…。戦火の中で、病気が悪化して死んだ子供の墓地へ母の代わりに訪ねて、平和のシンボルのオリーブの木を墓に植える人たちの思いの中に…。ウン!たしかに。


…ってなことで、読むたびに味わいが深くなる。
スルメのような…
海鼠腸(このわた、酒飲みしか読めん。)のような…
塩辛のような…
そんな一冊。(どんな一冊だぃ!)


(鎌田實著「いいかげんが いい」集英社2008.10)


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本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
 よろしく!

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