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待ってましたっ!
この本「東京バンドワゴン」シリーズの4冊目だ!

◆ 第二次大戦後のどさくさの中で、子爵の令嬢だった咲智子さん(サチさん)が、
父から、国の未来にかかわる重要書類を託され、両親と別れて逃れる途中、
追手に捕えられそうになる。
そこに、勘一があらわれる…。

戦後の歴史に、ミステリーとサスペンスの味付けをして、はらはらしつつ、
ほんわかとあたたかな風も吹いてくるような、最後まで飽きさせない、痛快爽快な一冊。
「バンドワゴンマニア」が知りたかった(?)勘一とサチのなれ初め。
若き日の二人の姿が、画面いっぱいに(小説を読む心の画面さね!)動き回る。
そう!これは何より、勘一とサチの恋の物語なのだ。

◆ 「マイ・ブルー・ヘブン」はジャズの名曲。
サチはピアノを弾き、勘一はベースをこなしてジャズバンドで演奏するのだ。
文武両道で多彩な勘一の姿も出てくる。

この曲、日本語だと「私の青空」。
読みながら思ったのは「私の青空」って何だ?
どこにある?ってこと。

「魂の触れあう場所」のことを、「私の青空」って言っていると思う。
殺伐としたニュースが報じられる、今の世情。
だからこそ「私の青空」を信じたい。
大事に思いたい。
後半、二人の結婚式で、マリアが歌い始める歌詞。

♪ せまいながらも楽しい我が家
愛の灯影のさすところ
恋しい家こそ私の青空 ♪



小さな魂の触れあう場所を豊かにすること。
小さなものを守る束が、大きなものを守ることにつながる。
武力や腕力に、文化の知恵で抗する場面もでてくる。

書くことや、文化の力を信じていること。
戦争や武力では、人は幸せになれない。
小路さんの思い伝わってくる。いいっ!

読んでいると、幸せな気分になる。
心に青空を持ちたい。

「私の青空」…
思い描きながら、行こうぜっ!



(小路 幸也 著 「マイ・ブルー・ヘブン ~東京バンドワゴン~」 集英社2009.4)


【】
勘一とサチの馴初めだけでなく、ミステリ仕立てのスパイスが効いていて、夢中で読みました。楽しかったですね〜♪
まさに”青空”のようなお話でした。

やっぱりTBは飛ばないようなので、コメントのみで失礼します。
【Re: タイトルなし】
すずなさん こんちわ〜
コメント サンキュ!

> 勘一とサチの馴初めだけでなく、ミステリ仕立てのスパイスが効いていて、夢中で読みました。楽しかったですね〜♪
> まさに”青空”のようなお話でした。

デスネ!同感です。どよ〜んとした曇り空のような世相。
すこ〜んとした青空のようなこんな作品、読んでいて気分いいです。

> やっぱりTBは飛ばないようなので、コメントのみで失礼します。

いつでも、気楽に遊びにおいでください。
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本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
 よろしく!

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