2017 / 09
≪ 2017 / 08   - - - - - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  2017 / 10 ≫

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


◆ いつもおやつを持っていて、食べることが大好きな無量こと「ムリョ」。
気持ちよくなると、場所を問わずに眠りこける千穂こと「チーホ」。
離婚した酒びたりの父と、厳しい祖父や優しい祖母とくらしていて、貧乏でも気にしない。
自分のまわりの、生徒も教師も他の人も虜にするカリスマ性をもっている
新太こと「テンちゃん」。
小学二年に転居してきて裏山を探検中に、新太と会い、相手を気遣う気持ちに魅せられる仁美こと「フトミ」。
小学二年、小学五年、中学二年、高校二年の四つの世代の時の四人(四人から距離を置きつつ、ムリョとの付き合いから、四人と知り合う素子も加えると五人)の少年少女たちの性と生と死。


◆ 最後まで読んで、もう一度最初の場面を読み直してみると、
そこに、また新鮮な驚きがあった。


四つの話の冒頭や文末などに四人+小学五年生のとき、ムリョにラブレター渡した本好きで大人びている少女・素子を加えたの五人の訃報が載っている。死と生。
その中での生と性の軌跡が、生命の成長と共に、瑞々しく描かれている。

◆ 印象的で好きな場面。
テンちゃんとフトミが、蓮華畑の中で摘んだ蓮華草をつないで作ったひもで
両端を持って、繋がりながら歩く場面。
物語のラストの場面。


小説を堪能させてくれた。

(山田詠美著「学問」新潮社2009.6)



この記事へコメントする















本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
 よろしく!

08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。