「こじつけ」でしかないかも、の「個人的読書ろく」。ここにありっ!(…ってほどでもないか。)
| 伊坂幸太郎著「ゴールデンスランバー」を読む。 | 2007-12-06 |
◆ 仙台で、凱旋パレード最中の金田首相が、ヘリコプター型ラジコンによる爆弾で暗殺される。当日一緒だった、大学時代のサークル仲間・森田から、ケネディ暗殺事件で葬られた容疑者・オズワルドのように、大きな力に陥れられるぞ、逃げろ!と青柳は告げられる。
突然降りかかる首相暗殺犯の容疑。
青柳の穏やかだった日常が、命を懸けた、逃走と緊張の日々に変わっていく…。
◆ 全編に散りばめられた笑い。
恐怖と息詰まる緊迫感。
マスコミや権力への辛辣な批評。
気の利いた言葉たち。
読書の楽しさを堪能させてくれる傑作。
◆ 笑いあり、サスペンスありのハラハラワクワクの物語の芯に
「個人の日常と世界との繋がり」というテーマが流れている。
「個人的な生活と、世界、って完全に別物になってるよね。本当は繋がってるのに」という会話が出てくる。全く無関係なはずの首相暗殺の容疑が、ある日、市井の個人にふりかかり、周りの友人・知人・家族を巻き込こんで、日常を一変させていく。
◆ 繰り返し出てくる、大学時代の仲間・森田の言葉。
「人間の最大の武器はなんだか知ってるか?習慣と信頼だ」。
という言葉が印象的だ。
「日常の決りきった行い」という意味の「習慣」は「第二の天性」ともいうそうだ。習慣が個人にいかに沁みついているかが、作品の落ちにも出てきて笑えた。青柳が真犯人ではないと知人たちに思わせるカギでもある。
もう一つの言葉「信頼」はとても重要な言葉だ。青柳を取り巻く友人・知人・両親たちの彼への信頼が、絶望して諦めそうになる彼を励まし、逃走の力になっている。
それは、日常を支える力であり、日常を越えていく力にもなる。
「習慣と信頼」は反復と持続の中で、意志を育てていくチカラなんだろう。
◆「習慣と信頼という武器」とは「日常と世界を繋いでいく武器」でもあるんだなぁとも思った。
♪アオヤギさんからお手紙ついた〜♪
ってことでオススメ!
(伊坂幸太郎著「ゴールデンスランバー」新潮社2007,11)
突然降りかかる首相暗殺犯の容疑。
青柳の穏やかだった日常が、命を懸けた、逃走と緊張の日々に変わっていく…。
◆ 全編に散りばめられた笑い。
恐怖と息詰まる緊迫感。
マスコミや権力への辛辣な批評。
気の利いた言葉たち。
読書の楽しさを堪能させてくれる傑作。
◆ 笑いあり、サスペンスありのハラハラワクワクの物語の芯に
「個人の日常と世界との繋がり」というテーマが流れている。
「個人的な生活と、世界、って完全に別物になってるよね。本当は繋がってるのに」という会話が出てくる。全く無関係なはずの首相暗殺の容疑が、ある日、市井の個人にふりかかり、周りの友人・知人・家族を巻き込こんで、日常を一変させていく。
◆ 繰り返し出てくる、大学時代の仲間・森田の言葉。
「人間の最大の武器はなんだか知ってるか?習慣と信頼だ」。
という言葉が印象的だ。
「日常の決りきった行い」という意味の「習慣」は「第二の天性」ともいうそうだ。習慣が個人にいかに沁みついているかが、作品の落ちにも出てきて笑えた。青柳が真犯人ではないと知人たちに思わせるカギでもある。
もう一つの言葉「信頼」はとても重要な言葉だ。青柳を取り巻く友人・知人・両親たちの彼への信頼が、絶望して諦めそうになる彼を励まし、逃走の力になっている。
それは、日常を支える力であり、日常を越えていく力にもなる。
「習慣と信頼」は反復と持続の中で、意志を育てていくチカラなんだろう。
◆「習慣と信頼という武器」とは「日常と世界を繋いでいく武器」でもあるんだなぁとも思った。
♪アオヤギさんからお手紙ついた〜♪
ってことでオススメ!
(伊坂幸太郎著「ゴールデンスランバー」新潮社2007,11)
まさに個人の日常と世界の繋がり、そして習慣と信頼の物語でしたね。
悪い習慣、といわれていたとしても
変えないほうがいいのかも?なんて思ったりもしました。
悪い習慣、といわれていたとしても
変えないほうがいいのかも?なんて思ったりもしました。
from:ふらっと URL 2008-03-04 Tue [ Edit ]
ふらっとさん こんばんは。
何度も読み返したくなる希な一冊でした。
この本の決め言葉「よくできました」。
伊坂さんにも贈りたい(笑)。
主人公・青柳さんから、元気が出るなが〜い手紙を受け取ったみたいでした。
♪ アオヤギさんから お手紙ついた〜 ♪
って感じでした。(笑)
何度も読み返したくなる希な一冊でした。
この本の決め言葉「よくできました」。
伊坂さんにも贈りたい(笑)。
主人公・青柳さんから、元気が出るなが〜い手紙を受け取ったみたいでした。
♪ アオヤギさんから お手紙ついた〜 ♪
って感じでした。(笑)
くじらさん、こんばんは!
面白かったです〜
>「個人の日常と世界との繋がり」
世界なんて遠いところにあると思えて、実は個人の人生を引っくり返すほど密接なんですね。
青柳のように怖いことにもなってしまう。
伏線も多くて、再確認のためにももう一度読みたくなりました。
面白かったです〜
>「個人の日常と世界との繋がり」
世界なんて遠いところにあると思えて、実は個人の人生を引っくり返すほど密接なんですね。
青柳のように怖いことにもなってしまう。
伏線も多くて、再確認のためにももう一度読みたくなりました。
雪芽さん こんばんは
「日常と世界」本当に密接ですね。
日々の暮らしの出来事にもそんなことを
思ったりするこの頃です。
この本、物語の面白さを、いろんな意味で、
ギュッとつめこんだ
読み返したいと思った希な本でした。
「日常と世界」本当に密接ですね。
日々の暮らしの出来事にもそんなことを
思ったりするこの頃です。
この本、物語の面白さを、いろんな意味で、
ギュッとつめこんだ
読み返したいと思った希な本でした。
こんにちは。
つい、自分だったら・・・と想像しちゃったりと、いろいろと考えさせられたお話でした。「習慣と信頼」って大切なんだなーと思ったり。
つい、自分だったら・・・と想像しちゃったりと、いろいろと考えさせられたお話でした。「習慣と信頼」って大切なんだなーと思ったり。
すずなさん こんばんは。
ボクも読み終えて聴きましたよ。
「アビーロード」(笑)。
そちらのページに書かれていたように
「信頼」という言葉の本当の重さを、改めて思ったりもしました。
それから、マスコミの情報操作のこと。
安々と、のらないようになりたいとは思うけど、マスコミは巨大ですね。
いつも思うのは、朝の同じ時間帯の「Fテレビ」と「N☆K」の報道内容のおおきな隔たり。
観ている局で、ずいぶんキャラクターに違いが出るかもと、思ったりします。
ボクも読み終えて聴きましたよ。
「アビーロード」(笑)。
そちらのページに書かれていたように
「信頼」という言葉の本当の重さを、改めて思ったりもしました。
それから、マスコミの情報操作のこと。
安々と、のらないようになりたいとは思うけど、マスコミは巨大ですね。
いつも思うのは、朝の同じ時間帯の「Fテレビ」と「N☆K」の報道内容のおおきな隔たり。
観ている局で、ずいぶんキャラクターに違いが出るかもと、思ったりします。
こんばんわ^^はじめまして。
先日はブログに来ていただき、ありがとうございます。
久しぶりに伊坂さんの長編を読みましたが、さすがですよね。
青柳の逃亡は捕まらないかとドキドキしながら読んでいました。
ラストも感動でした^^
先日はブログに来ていただき、ありがとうございます。
久しぶりに伊坂さんの長編を読みましたが、さすがですよね。
青柳の逃亡は捕まらないかとドキドキしながら読んでいました。
ラストも感動でした^^
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一介の市民にすぎない樋口晴子にとって遠い出来事だったは...
ぱんどらの本箱 2007-12-12 Wed
ゴールデンスランバー(2007/11/29)伊坂 幸太郎商品詳細を見る
仙台での凱旋パレード中、突如爆発が起こり、新首相が死亡した。同じ頃、元宅配ド...
+++ こんな一冊 +++ 2008-03-04 Tue
ゴールデンスランバー
伊坂 幸太郎
単行本: 503ページ
新潮社 (2007/11/29)
読んでからすでにひと月以上過ぎての感想となると、いくら面白かった本でも感動の余韻は薄れてくるものだ。このまま書かずにおこうか。奥深く沈めてしまおうか。記憶に...
コンパス・ローズ compass rose 2008-05-13 Tue
ゴールデンスランバー
オススメ!
仙台で金田首相の凱旋パレードが行われている、ちょうどその時、青柳雅春は、旧友の森田森吾に、何年かぶりで呼び出されていた。
昔話をしたいわけでもないようで、森田の様子はどこかおかしい。
訝る青柳に、森田は「おまえは、陥れ...
苗坊の読書日記 2008-08-01 Fri
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