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◆ 仙台で、凱旋パレード最中の金田首相が、ヘリコプター型ラジコンによる爆弾で暗殺される。当日一緒だった、大学時代のサークル仲間・森田から、ケネディ暗殺事件で葬られた容疑者・オズワルドのように、大きな力に陥れられるぞ、逃げろ!と青柳は告げられる。
突然降りかかる首相暗殺犯の容疑。
青柳の穏やかだった日常が、命を懸けた、逃走と緊張の日々に変わっていく…。

◆ 全編に散りばめられた笑い。
恐怖と息詰まる緊迫感。
マスコミや権力への辛辣な批評。
気の利いた言葉たち。
読書の楽しさを堪能させてくれる傑作。

◆ 笑いあり、サスペンスありのハラハラワクワクの物語の芯に
「個人の日常と世界との繋がり」というテーマが流れている。
「個人的な生活と、世界、って完全に別物になってるよね。本当は繋がってるのに」という会話が出てくる。全く無関係なはずの首相暗殺の容疑が、ある日、市井の個人にふりかかり、周りの友人・知人・家族を巻き込こんで、日常を一変させていく。

◆ 繰り返し出てくる、大学時代の仲間・森田の言葉。
「人間の最大の武器はなんだか知ってるか?習慣と信頼だ」。
という言葉が印象的だ。
「日常の決りきった行い」という意味の「習慣」は「第二の天性」ともいうそうだ。習慣が個人にいかに沁みついているかが、作品の落ちにも出てきて笑えた。青柳が真犯人ではないと知人たちに思わせるカギでもある。
もう一つの言葉「信頼」はとても重要な言葉だ。青柳を取り巻く友人・知人・両親たちの彼への信頼が、絶望して諦めそうになる彼を励まし、逃走の力になっている。
それは、日常を支える力であり、日常を越えていく力にもなる。
「習慣と信頼」は反復と持続の中で、意志を育てていくチカラなんだろう。


◆「習慣と信頼という武器」とは「日常と世界を繋いでいく武器」でもあるんだなぁとも思った。

♪アオヤギさんからお手紙ついた~♪

ってことでオススメ!

(伊坂幸太郎著「ゴールデンスランバー」新潮社2007,11)


【】
まさに個人の日常と世界の繋がり、そして習慣と信頼の物語でしたね。

悪い習慣、といわれていたとしても
変えないほうがいいのかも?なんて思ったりもしました。
【ようこそ!】
ふらっとさん こんばんは。

何度も読み返したくなる希な一冊でした。
この本の決め言葉「よくできました」。
伊坂さんにも贈りたい(笑)。

主人公・青柳さんから、元気が出るなが〜い手紙を受け取ったみたいでした。
♪ アオヤギさんから お手紙ついた〜 ♪
って感じでした。(笑)
【】
くじらさん、こんばんは!
面白かったです〜
>「個人の日常と世界との繋がり」
世界なんて遠いところにあると思えて、実は個人の人生を引っくり返すほど密接なんですね。
青柳のように怖いことにもなってしまう。
伏線も多くて、再確認のためにももう一度読みたくなりました。
【ギュッと詰めこんだ…】
雪芽さん こんばんは

「日常と世界」本当に密接ですね。
日々の暮らしの出来事にもそんなことを
思ったりするこの頃です。

この本、物語の面白さを、いろんな意味で、
ギュッとつめこんだ
読み返したいと思った希な本でした。
【】
こんにちは。
つい、自分だったら・・・と想像しちゃったりと、いろいろと考えさせられたお話でした。「習慣と信頼」って大切なんだなーと思ったり。
【】
すずなさん こんばんは。

ボクも読み終えて聴きましたよ。
「アビーロード」(笑)。

 そちらのページに書かれていたように
「信頼」という言葉の本当の重さを、改めて思ったりもしました。

それから、マスコミの情報操作のこと。
安々と、のらないようになりたいとは思うけど、マスコミは巨大ですね。
 いつも思うのは、朝の同じ時間帯の「Fテレビ」と「N☆K」の報道内容のおおきな隔たり。
観ている局で、ずいぶんキャラクターに違いが出るかもと、思ったりします。
【】
こんばんわ^^はじめまして。
先日はブログに来ていただき、ありがとうございます。
久しぶりに伊坂さんの長編を読みましたが、さすがですよね。
青柳の逃亡は捕まらないかとドキドキしながら読んでいました。
ラストも感動でした^^
【】
苗坊さん こんばんは。

遠路はるばる(笑)来ていただいて
嬉しいです。サンキュ!

この作品、小説のいろいろな面白い要素が
ギュッとつまっていて「堪能」という言葉が
ピッタリの一冊。
ホント!青柳の逃亡には、ドキドキでした。
見事なラストでしたね。
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本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
 よろしく!

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