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(物語)
◆ 「証人」「春遠く」「明暗」「控訴審」「最高裁」からなる三巻目。
法廷での論争の末の一審判決は「三木昭子は懲役6ケ月、弓成亮太無罪」。
検察側は控訴し、二審では初審を破棄して逆転敗訴。
弓成は、再び最高裁に控訴を申し入れるが、論争を認めず最高裁は、控訴を棄却。

法廷で、弓成に「そそのかされ」て秘密文書を漏らした、しおらしい被害者を演じながら、週刊誌に
自分を弁護し、弓成を貶める「手記」を発表。そして、ワイドショーにも出演する三木の人間性の表裏。
一貫して、三木を思い、かばい続ける弓成の心情。
そのことに気づく弓成の妻・由里子。
青果王だった父の死去。継いだ家業の破綻。妻子との別居。
天職に思っていた、記者生活から遠ざかる八方塞がりの日々…。

(感想)
◆ この巻では、ひと際、弓成の孤独とやり場のなさが深まっていく。
かばい続けてきた、三木の手記の嘘が、弓成の心をえぐる…。
真実を報道しようとした取材が、彼を記者生活からますます遠ざけていく。
果たしてどうなっていくんだろう。
迫力の法廷での論争。三巻の最後の場面。
哀しみの弓成が、応援した馬の最後の姿に自分を重ねる競馬での場面が、印象深い。
四巻。早く読みたい。

(山崎豊子著「運命の人(三)」文藝春秋2009.5)


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本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
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