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久々の伊坂さん。
難しかったぁ~。読み終えてどっと疲労感。(笑)

◆ でもね、主人公の一人・二郎さんの思いやキャラクターには、興味を覚えた。

それは、例えば、救急車を見ると
「どこかで誰かが痛い痛い、って泣いているのかな」と心が痛む。
いろんな場面で、困っている人を見ると、何とか助けてあげたいと思う。
なのに、何もできない自分の無力感に、くよくよする。

こんなふうな登場人物や問題意識は魅力的だ。
でも、作品としてスッキリ結晶していると思えなかったのが、残念だった。
スカッとする、深くて面白い作品を、期待してまっせ~!大好きだよ!伊坂さん!


◆ 読み終えて感じた、あれこれ。
個人が出会う「苦悩」を、ちっちゃな世界に閉じ込めちゃだめなんだ。
それは、もっと大きくて生きているみんなに共通している「苦悩」だってことを意識する
ことが必要なんだ。

人が「苦悩」に対峙するとき、生きる力をくれるのが「物語」「音楽」だということが語られる。
普遍的な人間共通の「物語」として、作品に「西遊記」が登場してくる。
また、国籍を超えて知らない人同士が、無意識にみんなが共有できる「音楽」のことを
「星の音楽」と表現している。いい言葉!

人間共通の、音や物語を感じとる日常へのささやかなアンテナを、コツコツとちびちびと
育てていくんだ。
くよくよしたり、悩んだりすることを避けるんじゃなくて、
程よい付き合い方を探しながら歩くしかないなぁ。
ふぅ~~。(笑)

(伊坂 幸太郎 著 「SOSの猿」 中央公論新社 2009.11)



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本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
 よろしく!

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