2017 / 05
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久しぶりの豊島さん。

(お話)
◆小峰沙織は、入学した高校のクラスメイト・貫井孝子から、
むなしかった27歳の未来からやってきた。
高校生活をやり直して、未来を変えたいと告げられる。
冷静でイケ面の村山基和。ムードメーカーの大海ちひろ。
四人を中心にした青春の物語。

四人はどんな高校生活を過ごすのか。
孝子は、高校生活をやり直して、未来につなげられるのか?

(思ったこと)
◆「今」って、一度だけのかけがえのない時。
でも、その渦中の時には、それがわからない。

近くに、宝物のような人がいるかもしれない。
新しいものが、生まれているかもしれない。
なのに、気づかないで通り過ぎてしまいがちだ。
人間ってやっかいだなぁ。
それは、哀しみだけど、可能性でもあると思いたい。

「人生には、何もないかもしれない。どうせ、駄目なんだ。」
「人生は、もっと面白いかもしれない。きっと、何かがうまれてくる。」
人はその二つ思いのなかで、揺れながら生きる。

沙織の友情に触れて、孝子は気づく。
必要とされないダメなやつという価値観を越えて
「ただ、--自分が好きだと思う人やもののところに、向かっていかなきゃって」(346)
空しかった27歳の未来の人生の時に見落としていた様々な出来事に気がつく。
そして孝子は、後半でつぶやく。
「あたしはこのあたしで生きる。逃げたこと含めて引き受ける」 (382)

人は、ただ生きているだけじゃ「自分を生きている」とは言えないんだなぁ。
命の面白さに「気づく」ような、歩き方を探さなきゃ…。


(豊島 ミホ著 「リテイク・シックスティーン」 2009.11幻冬舎)


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本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
 よろしく!

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