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(お話)
◆ 恋人・陽子に「罰当たりな仕事」と言われながら、リストラ代行業「日本ヒューマンリアクト㈱」で、
リストラ請負人として働く真介が、様々な職種の人たちと関わるシリーズ第三弾。

今回は、英会話学校を舞台に、根無し草のように見える講師の武田優子のリストラに関わる
「ビューティフル・ドリーマー」。

旅行会社で、高い能力をフルに使わない、割り切った仕事ぶりにみえる、古屋陽太郎が登場する「やどかりの人生」。

自動車ディーラーに務め、実直で仕事に誇りを持つゆえに、会社の合理化方針に悩む整備士・宅間幹夫の決断。その彼に開けてくる新たな世界を描く「みんなの力」。

最初は、文学を志して入社した真潮社で、アウトロー的な写真週刊誌の編集に配属されて6年目。
突然、雑誌が廃刊宣告を受ける。今後の生き方に揺れる、日野恵の決断を描く「張り込み姫」。
四編を収録。

(思ったこと)
◆ 待ってましたの、シリーズ3冊目。
読みやすい。心地いい。

恋人・陽子との会話が楽しく笑える。時にしんみりし考えさせる。
はたから見える人の姿と、本人の真実や真意が徐々に見えてくるのも面白い。
「罰当たりな仕事」と恋人に言われたり、自分はなぜ、こんな嫌われる仕事を続けているんだろう
と時々考える真介。
陽子や親友の山下との会話の中に、彼が求めているものが語られる。

彼は言う。
歓迎されない仕事だけれど
おれはたぶん色んな人間の真実をみたい人間なんだと思う」
「どうせ誰かがやる仕事なら、おれでもいいんじゃないかって…。
その局面で相手を手助けできれば、なおいい」
 (141)
「普段はこの世間の表層には出てこない真実」がでてくる仕事だと思っている。

読んでいて、笑いつつ、人間の本質や仕事って何かなとちらっと思う。
彼の温かさや眼差し。
時にノーテンキにみえる、恋人や親友とのひと時も楽しい。

このシリーズ大好きっ!

(垣根諒介著「張り込み姫 ~君たちに明日はない3~」 2010.1新潮社)


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本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
 よろしく!

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