2017 / 08
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(お話)
◆ 負けることに慣れきったような、弱いプロ野球チーム「仙醍(せんだい)キングス」。
このチームの熱烈なファンだった両親から生まれた山田王求(おうく。)
このチームの選手になるように育てられた彼は、やがて天才的な選手になっていくが…。

(思ったこと)
◆ すらすらと読めた。漫画を読むみたいだった。
4割の打率に到達するのは稀な野球選手の世界。
彼は、なんとその倍の8割の打率をあげる天才選手。
小さいころから勝負されず、敬遠の四球が多い。
「野球」の世界に飛びぬけた天才を配し、父が殺人者というレッテルを背負いながら
堂々と王道を生きようとする彼はカッコよくもあり、悲劇的でもある。
シェイクスピアの「マクベス」や「ジュリアス・シーザー」を下敷きに
「三人の黒衣装の女たち」「人間が変形した四脚の緑色の獣」
を登場させ、鮮やかに時空が転換して物語がすすむ。
間延びも退屈もない伊坂ファンタジー。

◆ もひとつ、こじつけ読書感想を。
本の中に出てくる言葉で言うと、何かする前から恐れて挑戦しないってつまらない。
人生に、代打は送れないもんなぁ。
面白いことを探しながら歩きたい。

面白かった言葉。
弱小チームのオーナー・服部勘太郎のセリフ。
「…優雅に飛んでる鳥が落っこちたりするのを見て溜飲を下げるよりも、
絶対飛ばないような牛が空を飛ぶのを眺めて、爆笑するほうが好きなんだ。
面白味を感じるんだよ」(150)


(伊坂幸太郎 著「あるキング」2009.8 徳間書店)

◆ 別室・見聞にっきに「さくらんぼの花」UP!

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本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
 よろしく!

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