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本の帯をみた時、ウワぁ~、こんな堅そうなテーマ!
読書を途中で放り出すかもなぁと、恐るおそる読みだした。

◆なんせ、暗くて重くて怖いシベリア抑留にまつわる話だ。
本の帯にある本の紹介。
「昭和21年、ハバロフスクの収容所。ある日本人捕虜の、いちばん長い一週間」

ところが読みだすと、500ページを超える本の厚さが気にならない。中だるみがない。
読みだすとやめられない。
彼の手腕にかかると、
冒険あり、推理あり、熱い恋の話あり、笑いありの痛快な面白さだ。
その面白さのなかで、日本人の在り方や、権力と人間のことを考えさせられる。
人間って何だろうと思った。

怖い。ドキドキする。笑える。考える。恋の甘美もある。
読みながら、次々味わえる小説の面白さ。
面白さのフルコースを、よくぞこの設定でと、うなった。
むしろ、この設定だから書けたのかもとも…。
小説職人の仕事を、味わった。

文句なく、今年読んだ本のベストに入る最高傑作。

(井上ひさし 著 「一週間」 2010.6 新潮社)

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本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
 よろしく!

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