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命のリズムと祭り囃子は、どこかで響きあっている。
、生きる元気を身体の奥から呼び覚ましたり、懐かしい記憶を思い出させてくれたり、どこか、もの寂しいような感情も生まれてきたり、そんなことを読みながら思った。

◆ 末期がんの母・菅子を車に乗せて、ある事情で50年間帰っていない故郷に向かう沢田庄司。
車中で初めて知る母の生きてきた道。生きる分岐点にでてくる祭り囃子の思い出…。(「ヤッテマレ」)

◆ 初めて大綱引きに加わった時傍で、助けてくれた憧れていた人の思い出…。(「ジョヤサノ」)

祭りのお囃子と人間模様の交錯を描いた8編を収録。祭り会場と作品名は次の通り。
青森五所川原の立ねぷた祭り「ヤッテマレ」。秋田刈和野の大綱引き(「ジョヤサノ」)。沖縄のエイサー祭り(「ハァーイーヤア」)。岐阜郡上八幡の郡上おどり(「アソンレンセ」)。富山八尾町おわら風の盆(「キタサノサ」)。東京浅草鷲神社の酉の市(「ソレソレ」)。奈良阿紀神社のあきの蛍能(「イヨーッ!」)岡山西大寺の裸祭り(「わっしょい」)。

◆ ウキウキさせたり、思い出に浸ったり、一歩踏み出す力くれたりの様々な祭り囃子をめぐる物語。
祭り囃子と人の物語は、もっともっと、面白い物語を生み出す可能性があるのに、この作品集は、ありがちな話と、ご都合主義の場面が出てきて残念だった。
それでも「ヤッテマレ」は好きだよ。
この作品を、もっと丁寧な長編作品にしたら面白いだろうなと思った。
大好きな作家のひとりで、期待している分、もっともっとと思ってしまう。

(川上 健一著 「祭り囃子がきこえる」 2010.8 集英社)

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本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
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