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同じ武蔵野美大を卒業した後輩二人。
西原理恵子、リリー・フランキーとの対談。

ハチャメチャに見えて、繊細。
繊細に見えて、大胆。
そんな佐野さんの人柄が感じられる。


今まで彼女の「百万回生きたねこ」や、笑いすぎて苦しかった何冊かのエッセイを読んできた。
この本は、佐野さんが、リリーさんとの対談の続きを残して逝ってしまった絶筆ならぬ絶談の書。(次回のテーマは「エロス」だったとか。)
でも、亡くなってしまったというより、予定していた「旅行に行ってくるワ」と出かけていったような感じだ。

「百万回生きたねこ」のことを、平凡な人生の事を書いた本だといい。
その、平凡な人生を全うするのは至難の業だと言っている。

対談の「生きるということ」の章では「生まれてくるのも死ぬのも、自分の意志ではないわけでしょ。
生きるというのは、死ぬまでのひまつぶしという感じがするんです。」(P162)
と言っている。

ひまつぶしという語感は、脱力した生き様を感じさせるが、初めて絵本原稿を、売り込みにいった出版社でのエピソードが語られている。そこで、編集者から主人公を変えるように言われた佐野さんだが、出版しなくていいやと譲らなかった。その創作姿勢には、大事なことは貫く頑固ねえちゃんの姿が浮かんでくる。

素敵な「ひまつぶし」の時間を歩いて、旅に出た佐野さん。
お見事!

(「佐野洋子対談集 人生のきほん」2011.2講談社)

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本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
 よろしく!

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