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◆(ものがたり)


いじめを受けたことで、引きこもりになり、離婚した母に頼りきって生きていた24歳の麻生人生。
突然母が手紙を残していなくなる。途方にくれたすえ、母の手紙をヒントに、長野県蓼科に住む
(母と別れた父親の母の)祖母マーサばあちゃんを訪ねていくが、認知症で人生のことがわからない。
おまけに、ばあちゃんの孫と称する21歳のつぼみという女性が同居していた。

人生は、そこで何を感じ、どんな生き方を探していくのか…。


◆(思った)


痛みも悲しみも含めて、読後の心を揺さぶるような小説が読みたい。
「生きるぼくら」という直球の、ある意味純朴すぎるこの作品は、心を温めてくれる、いい作品だと思う。
でも、原田さんには、もっともっと、と期待大なのです。

地域の介護士・田端さんの助言に、人生は、小さくても具体的で現実的な願いを実現していくことの大事さを、思う。そして、ばあちゃんの農法で米を作って、おにぎりを食べたいと願う。
そして、人生、つぼみ、就職に悩む純平たちは、地域の人たちの力を借りながら、ばあちゃん流の手作りの稲作に、初挑戦する。
そこで見えてくる。自然、いのちの豊かさや大きさ。
育っていく稲の生命力に、自分の命を重ねていく…。

些細で小さく見える入口を出発点にして、未知の世界や新しい価値を感じること、知ることの大事さを思った。

「生きるぼくら」には、大変なこともいっぱいある人生だけど、あなたの知らない世界があるよ。
生きて探していこう、感じていこう。
そんな思いが、込められているんだと思った。


(「生きるぼくら」 原田マハ著 徳間書店 2012.9)


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本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
 よろしく!

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