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◆(ものがたり)

小学五年生の重森昇治は、一人で船に乗り小笠原の父島にくる。
父親が自殺し、母に恋人ができ、母が以前バイトをしていた「ジュークボックス・カフェ」という店をやっている、エーブという老人のもとに、母が迎えに来るまで一時的に身を寄せるように言われたから。
昇治は、母が、もう自分を迎えに来ないのではないかと思った。
父の自殺が、彼に、人生は抗えない運命に生きることだという諦めの思を抱かせた…。

エーブは、率直で格好いい老人だった。彼の店になジェセ、ナサ爺などの元気な老人たちがやってくる。
その店の窓辺に、いつも誰も座らない「予約席」があった。

その島で、昇治は、冷たい目をした小学六年生の加絵に会う。
彼女は、一緒に来た父が「自殺しそうだ」と昇治に語る。

昇治は母と再会できるのか。
店の「予約席」の意味は?
加絵父子はどうなるのか?


◆(思った)

川上さんといえば「翼はいつまでも」が一番好き。超オススメ。
「ららのいた夏」も好き。
最近の作品では「渾身」がある。壱岐諸島で20年に一度行われる古典相撲大会にかける男と家族を描いた作品。映画化もされた。クライマックスの相撲の場面は迫力ある映像で、まさに「渾身」の姿が画面に繰り広げられて素晴らしかった。

さて、今回の作品ですが…。
めったに出ることのない、満月の「夜の虹」を見た人には奇跡が訪れる。それが「月の魔法」。
果たして誰かが「月の魔法」に出会うのか?それは読んでくだされ。
青春小説というより、ファンタジー小説として読んだ。

この本から思ったこと。
それは
「心の中の大切に思っている人のことや思いは、運命だと諦めたり受身で待つんじゃなくて意志を持って大切な人に伝えよう。こうしたいという思いを、自分の中で育て続けよう」

ってこと。

(「月の魔法」川上健一著 角川書店2013.1)

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本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
 よろしく!

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