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コンパクトで、ステキな本だ。ミロコマチコさんの挿絵が、とってもいい!
絵本みたいにゆったりした装丁だ。そして内容も豊かで、いい時間をくれた。

収録作品は「よいことわるいことって、なに?」「きもちって、なに?」「知るって、なに?」「あの町で 春、夏、秋、冬」「いっしょにいきるって、なに?」「自分って、なに?」「自由って、なに?」「人生って、なに?」「あの町で」という、東北の被災地のことを描いた作品以外の7編は「こども哲学」というシリーズの付録として書かれたという。


大半が、子供たちの交友や暮らしの中の一コマの優しい物語が綴られている。

そんな中で「自由って、なに?」という一編は、他とは異なるトーンで書かれて、特に印象深い。
ここには、重松さんの「個人的で、たいせつなお話」として、親友の自死のことが書かれている。
切なく哀しい。けれども、生きなきゃなぁと、心を押してくれる。

そして、重松作品の根っこに託し続けているものとし「不自由もあんがい気持ちいいものだよ、ということばかり書いている…」。「哲学というのは、生きることを好きになるためのヒントなんだ」と彼自身の作品や哲学への思いが、綴られている。

読み終えたあと、自分の中に、今流れている生命のことを思う。
人間という、自由で不自由な生き物のことを思う。
待ってたんだ!こんな一冊。


「きみの町で」重松清著 2013.5 朝日出版社)


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本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
 よろしく!

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