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◆ 自転車のロードレースの話だ。
陸上部の花形選手だった白石誓(チカ)。
彼は自分が勝利するよりも走ることが好きで、エースを支えるアシストが性格にあうと、この世界に飛び込む。
チームのエース・石尾の勝利をアシストする選手になろうとするチカ。
だが、思いがけず、ある試合で大金星の勝利を得る。
ある日同僚から、三年前に石尾がかかわった事故のことを聞く。
同じチームにいた、有望な選手・袴田がレース中に事故を起こし、そこに石尾が関わっており、袴田は選手生命を絶たれたことを。
石尾は、自分以外のエースを認めないとチームメイトの赤城が、チカに話す。
チカに疑惑が、芽生える。
石尾に対抗し、エースの座に意欲を燃やす伊庭。
五年ぶりに再会する元恋人・香乃。今は車椅子で、バスケット競技をしている袴田が恋人だという因縁。
チームメイト篠崎の動向…。チカの未来は?石尾の正体は?

◆ 自転車ロードレースの競技のルール、レースのスピード感。
嫉妬や勝つための駆け引き。人の大きさと狭さのこと。
揺れ動く心のこと。悪意と正義。etc思うこといろいろ。
後半になると推理とサスペンスの面白さが深くなる。
「犠牲」って誰なんだ?なぜ??
最後に目の前に開けてくる、真実が眩しい。

◆ 「サクリファイス」とは「犠牲」という意味。
①受身の響きのある「いけにえ」という意味。
と、②「心身を捧げて他のために尽くすこと」という積極的な意味もある。
この小説は②の積極的な意味も、描いていると思う。
物語を読みながら「犠牲」の痛みと、熱い思いを誰かに手渡すことの誇りとか、
その重さのことも、描いているんだなぁ思った。


(近藤史恵著 「サクリファイス」 新潮社 2007.8)




【】
こんばんは。
この作品、心理描写がうまく、レースの
展開は素晴らかったです。二転三転する
真相にはどきどきしました。
恋愛テイストはいらない気がしましたが。
【こんばんは。】
こちらも、自転車で一緒に走っている疾走感のようなものがあって、後半、ドラマのラストスパートの勢いに、うまくのせられて読んだような感じです。(笑)

恋愛テイスト。ドラマの中の描きかたとして、面白みにかけた印象ですね。

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競技中に起きた悲劇は、単なる事故のはずだった…。 ...

本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
 よろしく!

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