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教材専門の小出版社「雲と木社」の23歳の派遣社員・澤田三智子は、四年付き合った近藤洋太郎に、昨夜フラレて、落ち込む。
会社で一目置かれているやり手の「アッコ女史」こと、営業部長・黒川敦子は、45歳独身173センチ、独特のオーラを放っている。
食欲がない三智子の代わりに、アッコ女史が彼女の弁当を食べる。
そして、三智子はアッコ女史から「来週一週間、弁当を作ってきて欲しい」と頼まれる。
代わりに彼女の一週間のランチのコースと取り替えようと。

三智子は、アッコ女史に弁当を作ってくる。
そして、代わりに月曜から様々な店でランチを食べる。
そこで知る、アッコちゃんのさまざまな顔、そして見えてくるもの…。
(第一話「ランチのアッコちゃん」)。

第一話「ランチのアッコちゃん」
第二話「夜食のアッコちゃん」
第三話「夜の大捜査先生」
第四話「ゆとりのビアガーデン」の独立した四編。

前作「わたしにふさわしいホテル」には、作家を目指して、パワフルに突き進む女性が描かれていた。
実名で作家が登場したり、実在しない登場人物でも、モデルを想像させるのに十分な文章が出てきて、大笑いした。

この本も、とにかく面白い。
サクサクと、笑い転げながら読める。
四話からなるこの本にも、落ち込みつつも、顔を上げて歩く女性たちが出てくる。
思い込みに囚われたり、自分はダメだと萎縮したり。
そんな思いを、行動しながら、超えていく登場人物たちの姿が逞しい。


登場人物の一人・玲実のこんな言葉がある。
 「落ち込まない!身をすくませているうちに、何かは出来るかもしれないじゃないですかぁ」 
(P159「第四話・ゆとりのビアガーデン」)

笑いつつ、出来ることをやっていこう。
そこから、何かが見えてくる。
ウマ~いものを食べたあとみたいに、元気がわいてくる一冊。


オーソドックスな、弁当の表紙が印象的。

(「ランチのアッコちゃん」柚木麻子著 双葉社 2013.4)

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本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
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