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昨年暮れに初めて読んで、はまった椰月さんの作品。
「ゲイリーの夏」「まりあの王子さま」「本社西部倉庫隣発行部課サクラダミュー」「マッハの一歩」「希望のヒカリ」「ドンマイ麻衣子」「愛の愛」「キャメルのメランコリ」「亮太と神さま」の9篇を収録。

17歳のキャメル、マッハ、ゲイリー(高校生活でついたニックネーム)の男子高校生の三人。キャメルが、いち早く童貞を卒業することになった他校の恋人ヨネちゃん(米川まりあ)。彼女を介して更にふた組のカップルができる。ゲイリーとやがて結婚することになる麻衣子。マッハの恋人になる愛。彼や彼女たち六人とその周辺の人たちの日々を、高校時代から47歳までの時間の展開で描きだした、文庫オリジナルの連作集。一瞬の、どうということのない出来事なのにしみじみと嬉しかったり。失意の登場人物に新しい生き方を予感させたり。アホなことも含めて、人ってカワイイやっちゃと思ったり。心に潤いをくれる一冊。


◆ 高校時代からの友人のゲイリーと麻衣子の披露宴で、6年付き合った人妻に手痛く振られたマッハと、キャメルの二人が氣志團の『マブダチ』を珍妙な衣装で歌い踊る、アホ満載の大爆笑篇「マッハの一歩」 。

◆ キャメルの妹・ヒカリが語学留学先のニュージーランドでロバートと「桃色の蒸気」が吹き上げるような激しい恋に落ちたが(椰月さんの、この「恋」の表現いいなぁ。)彼の裏切りによって破局をむかえて帰国。一年留年したハンデもあり、36社の就活に落ち続ける深い失意のヒカリが、まだ見たことのない新しい人生の時間に歩き出すことを予感させるラストの描き方があたたかい「希望のヒカリ」 

この二作が、特に好き。シンドイ人生の場面もあるけど「どんまいっ!」で行こうぜっ!ていう思いが伝わってくる。


( 「どんまいっ!」椰月美智子著 2013.4 幻冬舎文庫)

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本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
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