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 いつも側に置きたい本。
乳がんの再発患者・松村尚美さんと、諏訪中央病院の医師・鎌田さんとの往復書簡。
「中学生がペンフレンドに手紙を書いているようなリズム」で
「ぼくのなかの少年が戻ってきているのかもしれません。」(P94)
と自身で形容している、鎌田さんのみずみずしい文面。

 そして、直美さんの詩的で深い文面。
「怖さと向き合うことで、やっと今をしのいでいます。向き合っているからこそ、周りのあたたかさを受け止めることができます。自分の足で立っていること、両手をひろげていること、そうでなければ何も受け止められません」(P19)と、時に凛として、時に辛い心情をかたる手紙に、何度も胸が熱くなる。

◆ 逢ったこともなく、離れたところで暮らしている直美さんや読者に元気を出して欲しいと
自分の医師としての知識のほかに、免疫学や栄養学などの専門家との対談も載せている。
形式的でも難解でもない「命の味方」といえる内容だ。

イラクの難民キャンプで、子どもたちの診察をしていたとき、電話で尚美さんの訃報をきく。
その無念の思い…。
 どんな人にも、命の終幕の時はくる。
尚美さんは逝ったけど、命とまっすぐ向き合って、自分らしい生き方をもとめ続けた
彼女の視線…。
面識のない一読者のボクに、忘れられない深い印象を残した。

◆ 題名が示すように、がんに負けないコツが書かれている。
同時に、病気の有無にかかわらず
「生きる力を、心の深みのところで呼び覚ます本」
だと感じた。
いつも側にいてくれる命のパートナー。
超のつく、オススメ本。


(鎌田實著 「がんに負けない、あきらめないコツ」 朝日新聞社 2006.3)

◆ 《鎌田さんの公開生放送》
◎5月5日(月) 9:05~11:50 NHKラジオ第一 公開生放送(京都府長岡京)
「鎌田實・いのちの対話」 テーマ「生き方の作法」
   ゲストと鎌田さんがテーマをめぐって対話をし、ゲストの音楽を楽しむ番組。
過去のここでの対話は
「いのちの対話」(さだまさし・小椋佳など。)
「いのちとユーモア」(永六輔・西村由紀江など。)集英社から刊行されています。



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本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
 よろしく!

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