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 じんわりふんわり加納節。つい読んじゃう人です。本の題名もいい。子供の頃も今も、暮らしの中に不可解な出来事や人の様子がある。そんな事件の謎を解いていくことに憧れるのはいいなぁと思う。子供でも大人でも。話の筋はおくとして、いろんな子供たちが出てくる。森(しん)、十時(ととき)あや、ココちゃん、竹ちゃん、勝、そしてパック。

特にミステリアスなパックの存在。ある時は、実体のない五年二組の鈴木君だったり、野良犬を自認したり、学校に行かないのに勉強ができたりする。読んでいて、どんなヤツかとっても気になる。
彼は、世界に存在しないことになっていて、親兄弟のない天涯孤独のはず…。まわりの子供たちの助けが必要だけど、それ以上に子供たちはパックを必要としている。そんなヤツだ。そつなく、子供たちの家を泊まり歩いたり、親友同士を引き裂くことになったバカオヤジに、ひとあわふかすという知恵と行動力も持っている…。

「名探偵にあこがれて生きるっちゃ!」(と加納さんは、ボクに言っているんじゃないかなと思った。)
パックを登場させることで、例え孤独で苦しいときでも、「恐怖や不可解の理由」を解き明かして、心の荷物を軽くするような歩みをしよう、と言っている。
「友だちと知恵」を持って、新鮮な目と、耳を持とうと言っている。
生きていることの日々の謎を解いて、本当の絵を完成させる、そんな探偵のハートを持とうぜと言ってる。


加納朋子「ぐるぐる猿と歌う鳥」(講談社 2007/7)





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本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
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