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 犬じゃなく、猫の話が重松さんらしい。
二泊三日でいろいろな人の所に行く、レンタル猫の話。

◆ いろいろな種類の猫が出てくる。
三毛・メインクーン・マンクス・ブラウンクラシック・雑種・ブラウンクラシク・タビー
ロシアン・ブルーなど、文章から猫たちの仕草や表情が浮かんでくる。

それぞれの猫たちが出逢う人間模様。現在の生が語られる。
・不妊の夫婦の話。(花粉症のブランケット・キャット)
・三回の離婚、末期癌、心ならずも大切な小さな会社の資金を横領してしまった女。
(助手席に座るブランケット・キャッツト)
・自分を守るために、いじめた同級生の自殺未遂。自己嫌悪に悩む少年と家族。
尻尾のないブランケット・キャット)
・老人ホームに行く祖母のため、彼女が好きだった亡くなった猫の代役としてレンタル猫された家庭。
(身代わりのブランケット・キャット)
・ペット禁止のマンションの、大家が借りてくる憎々しげな猫の本当の姿とは。
(嫌われ者のブランケット・キャット)
・猫の視点から語られる異色の一編。
借り出された女の車から逃れ、家出した兄姉と旅をすることになった猫のタビ―が
「俺は何のために生まれてきたんだろう」と自分の命のルーツを考える話。
(旅に出たブランケット・キャット)
・リストラされ、一戸建ての家の売却を迫られる家庭の人間模様。
(我が家の夢のブランケット・キャット)


◆ 彼の作品を、読み終えると「幸せ」のことを思う。
「生きる意味」を思う。
最初いやな奴に見えた、大家が抱いている孤独と、物語後半で、
タッくんにかけた言葉が光っている「嫌われ者のブランケット・キャット」。
猫の視点から語られる「旅に出たブランケット・キャット」が特に印象的だ。

◆ 印象的な言葉の一部。

「だが、笑顔を浮かべられなかったことも思い出なんだ…」(320)

「猫は大切なものを失ったら、困ることしかできないけど、人間は違うの。
大切なものがなくなっても、それを思い出にして、また新しい大切なものを見つけることができるし、
勝手に見つけちゃうものなのよ、人間は」(326)


(重松清 著「ブランケット・キャッツ」 朝日新聞社 2008.2)


【】
こんにちは。
重松さんは誰もが感じる孤独感とか生きることの大変さをうまく描く作家さんですよね。
老人ホームに入ることが決まっている祖母とか頑固な大家さんとかジ〜ンとくる話が多かったです。
旅に出るタビー(シャレじゃありませんが)もよかったですね。
【】
mintさん こんばんは。

身代わり猫のロンロンも、ザツも
それにタビーもみんな賢い(笑)
タビーなんぞ、自らの出自のルーツまで
テツガクしていたのに、感心しました。

これから、町で猫とすれ違ったら
センセイと呼ぼうかと思っております。(笑)

心に響く作品たちでした。
【】
くじらさん こんばんは。
ホント重松さんの作品は、幸せや生きる
意味を考えさせられますよね。
私は『身代わりのブランケット・キャット』
に一番泣かされました。
親の老後なんて、自分にもある話ですし。
どのテーマも確かに重いけれど、ラストは
救いがあるので良かったです。
今重松さんの新刊を読んでいるのですが
やはり泣かされています(笑)
重松さんは泣かせるのがほんとウマイ。

【】
こんばんは。
心温まる短編集でした。
『身代わりのブランケット・キャット』 が好きです。

置かれた境遇や降りかかる災難に、何もできない様子がリアルで胸を突かれました。
どれも最後に希望が見出されて心地いい読後感でした。
【こんばんは。】
>naruさん

かなり重松さん 読んでますね。
リキ入っている(笑)。
ボクもかなり前から好きです。
でも、彼の作品を読んだ後、入り込み過ぎて(笑)感想がかけない。
まさに「泣かされて」しまうのです。
これからは、なるべくあっさりと(笑)ここに感想を書きたいです。

ロンロンの、出て来る作品ですね。
いい話でした。


>藍色さん

おおっ!藍色さんもですか。
『身代わりのブランケット・キャット』は、評判いいですね。
ボクは、タビーのテツガクする猫の堂々たる人生(猫生?)
にも、教えられるところが多かったです。

それと、ザツにも、どこか親近感(笑)を抱きました。
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今日読んだ本は、重松 清さんの『ブランケット・キャッツ』です。 ...
2泊3日、毛布付き  我が家にレンタル猫がやってきた。 ...
装幀は坂下栄治+田中久子。装画・挿画は高野文子。asahi.com連載を改稿。短編集。 二泊三日、毛布付きレンタル猫の行き先は…。子供のいない... ...

本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
 よろしく!

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