2017 / 07
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「東京バンドワゴン」という古書店を舞台にした四季を描くシリーズ三作目。
懐かしく居心地のいい場所に帰ってきたような読み心地。
 藍子が結婚したり、二人の赤ちゃんが同じ日に産まれたり、以前同居していた人が
訪ねてきたりと一緒に暮らしたい人が増え続ける堀田家。
作品の中にゆったりと、時が流れているなぁと思う。
いつもながら大人数の家族の会話の賑やかなこと。
煩わしいだけじゃない、もう一つの人間のつきあい方が描き出されている。

矛盾や怒りに目を閉ざさずに、はっきりと相手と向き合う言葉に熱と力がある。
すずみや、勘一の江戸っ子の啖呵にスカッとする。

ゆったりと流れる堀田家の時。
その日常に現れる不思議な出来事が、読書にわくわく感をくれる。
これぞ小説!

◆ 秋 あなたのおなまえなんてぇの 
舞台になっている古本屋の棚の本が、来客によって不思議に並べ替えられているのはなぜ?
買い取った本の裏表紙に、子供の字で書き込まれていた言葉
「ほったこん ひとごろし」という堀田家の家族・紺に向けられた言葉の意味とは?

◆ 冬 冬に稲妻春遠からじ
知り合いの居ないはずの、アメリカから大量に堀田家に届いた本と、家の周りをうろつく
怪しげな男たちの正体とは?
堀田家行きつけの小料理居酒屋「はる」の真奈美が14歳年上の店の板前コウにプロポーズ。
コウの過去と二人の愛の行方は?

◆ 春 研人とメリーちゃんの羊が笑う
小学6年生の研人に恋する、クラスメートのメリーさん。
「羊が後をついてくるけど、バンドワゴンに行くと、消える」
というメリーさんの言葉の真実とは?
勘一の代理で、京都の古本屋の有志の懇親会「六波羅探書」に行って
そこの有力者に店主・勘一をけなされ、江戸っ子の啖呵を切って
希少本の目利きをすることになるすずみ。その結末は?

◆ 夏 スタンド・バイ・ミー
二人の子供が同じ日産まれ、以前に同居していた人が訪ねてきたりと
同居したい人が増え続ける堀田家の住宅問題の行方は?
我南人、青の周辺を興信所などが調べ回っているらしい。我南人と大女優とのゴシップ?

四季をえがいた四編。

◆ 気に入った言葉は多いけど、今回は、61歳にして伝説のロッカー。
堀田家の自由人・我南人のLOVE論。
★ 「世の中勝つか負けるかだって言ったけどぉ、違うよぉ、LOVEがあるかないかなんだねぇ」

★ 「LOVEを歌うんだよぉ。求めちゃいけない。欲しがっちゃいけない。
君の心の中にあるLOVEをぉ、与えるんだよ。出し惜しみしちゃいけない。
全部出して出して出し切るのさぁ。…」
(287)

使い古されたような「LOVE」が、この物語を読むと
改めて、とてもいい言葉だとおもう。

(小路幸也 著 「スタンド・バイ・ミー」 集英社2008,4)


【】
こんばんは。
堀田家の賑やかさにまた会えて嬉しかったです。
登場人物がどんどん出てくるって普通は煩わしくなりがちな気がします。
でも良い感じで増えてて素敵な物語だなって思います。

勘一とすずみの世代を超えた江戸っ子の啖呵が気持ちよかったです。
【】
藍色さん こんにちは。

肥大化する堀田家、人間関係の相関図を
ちらちらと覗きつつ読みました。

これだけ多いと、家族の中にどろどろと
愛憎劇が生まれてくるかと思いきや
家族の絆が強い。
勘一や我南人など、家族それぞれに、
心に強い芯があるからかなぁと思いつつ読みました。

すずみや勘一の啖呵。
ほんとに、いいですねぇ。
【】
こんばんは。
一年に一度、堀田家の成長を見れるなんて
贅沢な話です。
これだけの大家族、赤ちゃんがいたって
育児ノイローゼなんてありえなそうで
羨ましいです。
【】
くじらさん こんばんは。
根本にある問題は重いのですが
そうと感じさせないところがすごいです。
今回はラストどうなるのかな〜と思った
らすごい大技でびっくり!!(笑)
それにしても、次々登場する新しい
登場人物。 記憶力が…(笑)
今後も楽しみですよね。
【ななさん こんばんは。】
又、会えたっ!って感じのシリーズ
ですね。
それぞれが心に芯を持っている家族だなぁ
と思います。我南人の言うLOVEだねぇでしょうか。
今回の話では、すずみさんの啖呵が
かっこいいっ!と、思いました。
【naruさん こんばんは。 】
目の前の重いテーマに向き合っていくという
腹が、LOVEで据わっている感じですね。
特に、かっこよかったのは、すずみの京都での啖呵。
その後、勘一の啖呵もあって、古書店への情熱の深さ。
二人は似たもの同士だなぁ〜と、嬉しくなりました。

ラストの大技も、我南人のLOVEの思いが絡んでいましたね。
相関関係図を見ながら、これからも読めることを待ちたいシリーズです。
【】
こんにちは。
このシリーズはサチさんの優しい語りもいいですよね。
今回は、すずさんの啖呵も我南人の「LOVEだねぇ」もよかったです。
ゆったりと流れる堀田家の時間もうらやましい気がします。
また来年会えるのが楽しみですね。
登場人物も増えているでしょうか(笑)。
【】
こんにちは。
自分の家に帰って来たようなほっとするお話でしたね。
またまた登場人物が増えて憶えるのが大変ですが、あいかわらずの堀田家には癒されました。
【mintさん こんばんは。】
この物語。サチさんの語り口が、
温かさとゆったり感をくれて、とってもいいね。

すずみや、勘一の啖呵。
世代は離れているけど、二人は似た者同士なんだなぁと、
つくづく思いました。
来年、もっと大家族になった堀田家と再会したいです(笑)。
【すずなさん こんばんは。】
本当に、懐かしい家に帰ったようでした。
読みながら、心は堀田家の朝食の場で
会話に加わっている感じです(笑)。

それと今回は、すずみや勘一の本を愛するおもいが、威勢のいい啖呵で聞けて
ピリカラ味も効いていて、楽しいドクショタイムでした。
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本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
 よろしく!

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