2017 / 10
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 思いどうり行かずにウロウロの日常。
「いつかパラソルの下で」大好きな人と美味いビールを飲む。
そんな「嬉しい、楽しい、大好き」な日。
夢見ていこツッ!。


(お話し)
◆ 一点の曇りなき「堅物」だったはずの父・柏原大海。
子供たちに、様々な制約を課し過剰に厳しかった。
その父が事故で亡くなり一周忌の相談に集まる。
二十歳で父から逃れて家を出て、今は28歳の長男・春日、25歳の長女・野々、母と一緒に父と暮らしてきた次女・花。

 家族の誰もが、堅く、きまじめな男と信じていた父。
野々を訪ねてきたヤハギヨリコにより、父が他の女性に性的関係を持ちかけた事があり、ヨリコとは性的関係があったと告げられる、しかも父は、絶倫だったとまでいうのだ…。
父は「暗い血」につかまってしまったと晩年に知人に話していた。
真偽を探るため三人は佐渡島を尋ねる…。

(感想のようなもの)
◆ 「千人斬りの女性道楽」の父・ヤスが死に、母もなくなって。親戚の元で育ったという父・大海の佐渡島での生い立ち。三人が島を訪ねて聞けば、ヤスは女性好きな程度で、「千人斬り」は実像に尾鰭が付いたオーバーな話だった。
ヤスや「暗い血」にとらわれて、浮気をしたかのように言っていた父は、自分の出自を言い訳にして浮気に走ったのではないかと、三人は思う。そして自分たちはどうだろうと振り返る場面がある。
自分たちも、堅物の父を「自分のダメなところから目を逸らすための言い訳」(198)にしていたと野々が言い、他の二人も同感する。

◆ 人それぞれの出自は、決して小さな事ではないと思うし、それぞれの人生に、大きな影響を残すのは確かだと思う。生まれる家を自分で選ぶことは出来ないから。
それでも、「みみっちいトラウマ」(春日の彼女の言葉)を抜け出して、自分の歩みを見つけなきゃと、この小説は言っている。

◆ そして野々は言う。
「誰の娘であろうと、どんな血を引こうと、濡れようが濡れまいが、イカが好きでも嫌いでも、人は等しく孤独で、人生は泥沼だ。愛しても愛しても愛されなかったり、受けいれても受けいれても受けいれられなかったり。それが生きるということで、命ある限り、誰もそこから逃れることはできない。」(201)

これは、人生が思うようにスイスイとはいかないことを語っている。
たしかに、そうかもしれない。それも一面、しかも日常の多くが…。
でも、この後の、野々と達郎の物語には、否定ばかりが人生の
すべてじゃないことも描き出されている。

♪ジ~ンセイ 苦モアリャ 楽モアル~♪
 って両面があるということが…。

「いつかパラソルの下で」美味なビールを味わう幸せ。
それを求めること。
諦めないで、行こうゼッ!


(森 絵都 著「いつかパラソルの下で」2008.4角川文庫 再読)


【】
こんにちは。
コメントを書こうとしたところで、自分のブログにこの本の感想を書いていなかったのを
思い出しました(笑)。
すんませ〜ん。
読んではいるのですが、記憶が曖昧なところもあるので、
とりあえずコメントはもう一度読んでから書きますね。
ホントにすいません。


【】
mintさん こんにちは。

ふふっ。ご丁寧にサンキュです。

ボクも読んでいて感想を書いていない本、いろいろあります。
以前書いていたHPでは、大好きな川上健一さんの本の感想を載せてましたが
ここには、まだ一冊しか載せていません。

 いつも、そちらの多彩な本や映画、小田さんなどの感想を、楽しませていただいてます。
ゆっくりと。再読される機会があったら「いつか…」の感想も、聞かせてください
 
【】
こんにちは。
私は”親離れの物語”という風に読んだんですが、そうか!そういう読み方があるのか!とこちらを読んで思いました^^;
色んな方のレビューを読むと、自分では思いもしなかった色んな読み方があるんだな〜とワクワクした気持ちになりますね。
【】
すずなさん こんにちは。

 自分に都合よく「こじつけて」読む!
それが、ブログの営業方針でして(笑)。
今回は、なんで「いつかパラソルの下で」なんだ?
と考えて、こんな感想を書いてみました。

すずなさんの感想。
いつも面白く読ませてもらっています。
肉声が聞こえてくるような感想、楽しませてもらっています。
【No title】
こんにちは。
ということで、再読しました(笑)。
以前読んだときは佐渡の青い空や海が印象に残っていたんですが…(オイオイ)。
今回読んでみて、親子や恋人などの関係がうまく描かれているなぁと思いました。
親子だからわかりあえるところもあるし、難しいところもあるんですよね。
3きょうだいが父親にちょっと近づいたような感じがよかったです。

【No title】
mintさん こんばんは。

再読しましたか(笑)
読み返せる本っていいね。

最初に読んだときは、題名の意味がピンと来なかった
今回読んだら、気分のいい時間を大事に生きなきゃと
思ったり、親子のことを思ったりでした。

近すぎて選びようのない親子の関係。
仲良しだけじゃすまないとこもあったり、嫌悪感を持ったり。
本当に一筋縄ではいかない関係だなぁと改めて思ったりしました。
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今日読んだ本は、森絵都さんの『いつかパラソルの下で』(2005/4)です。 ...

本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
 よろしく!

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