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放映された映画を観た、こじつけ的感想。

◆ 悩みが深いほど、一番欲しいもの。
それは、今の重苦しい現実を越える、知恵と力かも知れない。
現実の重さを変えるインスタントな処方箋はない、光は彼方にあるように見える。
でも、視野を広げて生きることが何かを変えるきっかけになるかも。


◆ 人が学ぶことの現実や意味を面白く描き出す「学校」シリーズ。
今回は、養護学校を舞台に、そこで学ぶ生徒と、教師の日々を描いたシリーズ二作目。

様々な知的障害をもちながら学ぶ生徒たち。
自分の能力が低いことがわかる故に悩む高志(吉岡秀隆)。
その自覚はないが、高志を慕う祐矢(神戸浩)。
二人は学校での暮らしを抜け出して、安室のコンサートを見に行く。
学校は、てんやわんやの騒ぎで、二人の行方を探して、リュウ(西田俊行)と、コバちゃん(永瀬正敏)の二人の先生が出かける。

高志と祐矢は、コンサートを観た後、ホテルで働く学校の先輩の寮で一泊して
雪原をさまよっているときに、熱気球を雪景色の中で見る。
ひょんな事から、気球を上げているメンバーに、乗ってみないかと誘われて気球にのる。
その、歓びや爽快さが描写される。
そして、二人を捜していた、教師たちと再会する。

◆ 何故、気球が出てくるんだろうという感想もあるかもしれない。
でも、ボクは別のことを思った。
生徒二人が気球に乗って、はしゃぐのびのびした場面。
ほとんどの人は、気球に乗って下界を眺める機会はないだろう。
その存在に、まれにしか、出会えないと思う。

 二つのことを思った。
一つは気球で空を飛ぶという開放感のこと。
生きるのは、楽しい嬉しい大好きな時を過ごすこと。
もう一つは、
「まだ、見えない、出逢っていない。
でも、豊かな世界がどこかにある。」
その思いの象徴が、熱気球なんだと思った。


目の前にあるシンドイ世界だけが、世界のすべてじゃない。
もっと目を開いて広く見つめて、豊かな世界に出会おう。
そんな思いが込められているのかもと思った。

◆ 養護学校の生徒たちの日々や就職の現実。
教師たちが問い続ける、養護学校での働き甲斐などをリアルに描いている。
楽観でも悲観でもない。
もっと自由に豊かに生きたいと思っている人に、暖かなエールが画面の中を流れていた。


(1996年 松竹 山田洋次監督作品)


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本命くじら

Author:本命くじら
 本が好きです。自然も好きです。
人間という生き物にキョウミシンシン!
本は快楽。本はエネルギー。…ってことで。
 よろしく!

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